北大馬術部後援会から
北海道大学馬術部後援会について
北海道大学馬術部後援会会長
市川 瑞彦

市川瑞彦会長
「北海道大学馬術部後援会」は、
1. 北海道大学馬術部卒部生
2. 後援会に功労があった特別後援会員
で構成されています。北海道大学馬術部への経済的支援や会員相互の交流などを目的として、昭和40年(1965)に設立されました。
これより早く設立された「北大馬術部東京OB会」も東京及びその周辺に在住の北大馬術部在籍者を会員として、同様の主旨の活動を行っています。北海道大学馬術部後援会と北大馬術部東京OB会は、その構成会員には重複する部分がありますが、「北大馬術部のために」という共通の目的のために日ごろ緊密な情報交換と意思疎通を図り、協力して活動を行っています。
本会の目的・意義について以下に私の考えを述べ、皆さんの本会の活動への一層のご協力をお願いしたいと思います。
考えてみますと、現役の活動は、意識するとしないとに関わらず、創立以来諸先生・先輩によって築かれた資産、これは伝統といってもいいかもしれませんが、その上に成り立っているわけです。現役だけの力で出来るものではなかったはずです。この事実から免れることはできませんし、何事もこの点を抜きにして考えることはできません。もし現役部員だけでできたと考えるとすれば、それは錯覚であり、うぬぼれと言われてもしかたがないでしょう。
この視点からいうならば、後援会活動は自らが現役時代に受けた有形無形の恩恵を現在の現役に返していく活動であるということもできます。
一方、創立以来脈々と連なるOB・OGの連鎖は、現在も毎年新たにつくられており、我々はその中に位置づけられ組み込まれているわけです。そういう点では、OB・OGとなった今でも他の人たちから自らもまた「後援」されているのだということができますし、実際に交流を通して後援されています。 時間的には、現役部員の中核として活動できるのは、たかだか1年か2年間でしかありません。ですが、その間の、仲間や馬という生き物との交流を通して得られた心の輝きは、その人のその後の人生において他の何ものにも変えがたいものになっていることでしょう。
しかし、「人生80年」とも言われる今日においては、それもまたほんの一瞬にしかすぎず、OB・OGとして過ごす人生の方がはるかに長いことでしょう。このようなことを考えますと、現役からOB・OGの全世代にわたる交流・親睦の意味と重要性が理解されるのではないでしょうか。お互いに顔を知り合った世代間の交流・親睦ももちろん大切ですが、そこだけにとどまっていてはいけないと考えます。
われわれの後援会活動はOB・OGにとって、過去のアルバムの1ページをめくるものだけではなく、現実的な意味をももっています。創部以来あまたの人たちのアルバイトで馬術部が支えられてきたことは在部したことがある者なら誰しもが身にしみて知っています。それゆえ誰もが馬術部に、現役に、何か役に立つことをしたい、と考えていただいています。
馬術は唯一動物とともに行うスポーツです。男女差のない唯一のスポーツです。その魅力に触れた喜びを糧に、いまはやりの言葉で言えば、現役とOB・OGが“ウィンウィン”の関係を築き、各人の人生をより一層充実した幸福感に満ちたものにすることに後援会活動が寄与できればいいなと思います。皆さんの本会の活動への一層の参加とご協力をお願いいたします。
歴代 北大馬術部「部長」・後援会「会長」
お名前 | 就任年月 | 備 考 | |
---|---|---|---|
初 代 | 永井 一夫 | 昭和 5年3月〜 | *S52.3.11没(90歳) |
第二代 | 高松 正信 | 昭和 6年1月〜 | *S49.3.25没(89歳) |
第三代 | 黒澤 亮助 | 昭和 9年5月〜 | *S48.12.1没(82歳) |
第四代 | 太秦 康光 | 昭和14年4月〜 | *S53.5.31没(79歳) |
第五代 | 松本 久喜 | 昭和37年4月〜 | *S39.2.13没(56歳) |
第六代 | 半澤 道郎 | 昭和37年7月〜 | *H18.5.4没(96歳) |
第七代 | 河田啓一郎 | 昭和48年4月〜 | *H29.3.16没(89歳) |
第八代 | 小池 壽男 | 昭和52年4月〜 | *H18.7.2没(81歳) |
第九代 | 齋藤 善一 | 昭和63年4月〜 | *H22.9.20没(79歳) |
第十代 | 市川 瑞彦 | 平成 6年4月〜 | |
第十一代 | 井上 京 | 平成16年4月〜 |
*(創立): | @北海道帝国大学乗馬会 | 大正14年 1月 |
A北海道帝国大学文武会馬術部 | 昭和 5年3月 | |
B北海道帝国大学予科櫻星会馬術部 | 昭和15年 1月 | |
C北海道大学体育会馬術部 | 昭和26年 9月 | |
D北大乗馬同好会 | 昭和29年設立 |
お名前 | 就任年月 | 備 考 | |
---|---|---|---|
初 代 | 黒澤 亮助 | 昭和39年12月〜 | *S48.12.13没(82歳) |
第二代 | 太秦 康光 | 昭和45年 6月〜 | *S53. 5.31没(79歳) |
第三代 | 半澤 道郎 | 昭和48年 4月〜 | *H18.5.4没(96歳) |
第四代 | 齋藤 善一 | 平成 6年 4月〜 | *H22.9.20没(79歳) |
第五代 | 市川 瑞彦 | 平成17年 5月〜 |
後援会所在地
〒001-0023 札幌市北区北23条西12丁目
後援会役員
会 長 | 市川 瑞彦 | (S38) |
副会長 | 樋口 正明 | (S34) |
理事長 | 春田 恭彦 | (S44) |
専務理事 | 町田 雅人 | (S59) |
理 事 | 加藤 正昭 | (S42) |
本村 洋文 | (S51) | |
本城 敬文 | (S53) | |
山本 裕介 | (S53) | |
名越 正泰 | (S59) | |
平石 哲生 | (S60) | |
服部 雅史 | (S63) | |
石川 信行 | (H2) | |
中村 晃史 | (H9) | |
川崎 洋史 | (H12) | |
堀内 太郎 | (H15) | |
監 事 | 黒澤 道雄 | (S41) |
上田 靖子 | (H6) | |
北海道幹事 | 高島 渉 | (H16) |
山川 倫明 | (H21) | |
江口 遼太 | (H24) | |
東京幹事 | 田中 悟史 | (H11) |
尾崎 哲浩 | (H12) | |
竹本 和彰 | (H13) | |
森田 崇之 | (H14) | |
小野 元也 | (H14) | |
杉山 賢治( | (H14) | |
一色 真明 | (H19) | |
柳田 陸仁 | (H25) |
後援会規約
北海道大学馬術部後援会規約
(2019年6月改訂)
第1章 | 総則 | ||||
〔名称〕 | |||||
第1条 | 本会は、北海道大学馬術部(北大馬術部)後援会と称する。 | ||||
〔事務所〕 | |||||
第2条 | 本会は、主たる事務所を札幌市北区北23条西12丁目北大馬術部内に置く。 | ||||
第2章 | 目的及び事業 | ||||
〔目的〕 | |||||
第3条 | 本会は、北大馬術部の活動に対して支援を行うとともに、会員相互の親睦を図ることにより、馬事思想普及に貢献することを目的とする。 | ||||
〔事業〕 | |||||
第4条 | 本会は、その目的を達成するため、次の事業を行う。 | ||||
(1) |
北大馬術部の活動の支援に係る事業 | ||||
@ | 北大馬術部の運営に係る支援 | ||||
A | 北大馬術部への経済的支援 | ||||
(2) |
会員相互の親睦に係る事業 | ||||
@ | 会員親睦会の開催 | ||||
A | 北大馬術部員との交流親睦会の開催 | ||||
(3) |
その他の、本会の目的を達成するために必要な事業 | ||||
第3章 | 会員及び会費 | ||||
〔会員及び賛助会員〕 | |||||
第5条 | 本会の会員は、北大馬術部の卒部者、及び、在部経験者(特別会員)とする。 | ||||
2. | 本会の賛助会員は、第 3 条の本会の目的に賛同する個人又は団体であって、理事会が入会を承認した者とする。 | ||||
〔会費〕 | |||||
第6条 | 本会の会員及び賛助会員は、理事会において別に定める会費を納入するものとする。 | ||||
第4章 | 財産及び会計 | ||||
〔財産の管理〕 | |||||
第7条 | 本会の財産は理事長が管理し、その方法は理事会の議決を経て、理事長が別に定める。 | ||||
〔財産の構成〕 | |||||
第8条 | 本会の財産は、次に掲げるものをもって構成する。 | ||||
(1) | 会費収入 | ||||
(2) | 寄付金品 | ||||
(3) | 財産から生じる収入 | ||||
(4) | 事業に伴う収入 | ||||
(5) | その他の収入 | ||||
〔事業年度〕 | |||||
第9条 | 本会の事業年度は、毎年1月1日に始まり12月31日に終わる。 | ||||
〔事業計画及び予算〕 | |||||
第10条 | 本会の事業計画及びこれに伴う収支予算は、理事長が作成し、理事会の議決を経なければならない。 | ||||
〔事業報告及び決算〕 | |||||
第11条 | 本会の事業報告書、収支計算書、貸借対照表及び財産目録等の決算に関する書類は、毎事業年度終了後、速やかに、理事長が作成し、監事の監査を受け、理事会の議決を経なければならない。 | ||||
第5章 | 役員 | ||||
〔役員〕 | |||||
第12条 | 本会に、次の役員を置く。 | ||||
(1) | 理事 10名以上 | ||||
(2) | 監事 2名以上 | ||||
(3) | 幹事 8名以上 | ||||
2. | 理事のうち1名を会長、1名を副会長、1名を理事長、2名を専務理事とする。 | ||||
〔役員の選任〕 | |||||
第13条 | 理事、監事及び幹事は自薦、他薦により候補者を募り理事会で協議し決定する。 | ||||
2. | 会長、副会長、理事長及び専務理事は、理事会の決議により理事の中から選任する。 | ||||
〔役員の任期〕 | |||||
第14条 | 理事の任期は2年とし、再任はこれを妨げない。 | ||||
2. | 監事の任期は 4 年とし、再任はこれを妨げない。 | ||||
3. | 幹事の任期は、特にこれを定めない。 | ||||
〔役員の職務〕 | |||||
第15条 | 理事は、理事会を構成し、理事会の議決に基づき、本会の業務を執行する。 | ||||
2. | 会長は、本会を代表する。 | ||||
3. | 副会長は、会長を補佐し、会長に事故あるときは、その職務を代行する。 | ||||
4. | 理事長は、本会の業務を統括する。 | ||||
5. | 専務理事は、理事長を補佐し、 理事長に事故あるときは、その職務を代行する。 | ||||
6. | 監事は、次に掲げる業務を行う。 | ||||
(1) | 会の業務執行状況及び会計の状況を監査し、事業年度終了時に理事会で報告する。 | ||||
(2) | 前号において不正な事実を発見したときは必要に応じて理事会を招集し、報告する。 | ||||
7. | 幹事は、後援会活動に必要な事務作業を行う。 | ||||
第6章 | 理事会 | ||||
〔種類〕 | |||||
第16条 | 理事会は、通常理事会と臨時理事会の2種とする。 | ||||
〔構成〕 | |||||
第17条 | 理事会は、役員をもって構成する。 | ||||
〔権能〕 | |||||
第18条 | 理事会は、次の事項を決議する。 | ||||
(1) | 本規約の変更、改廃 | ||||
(2) | 本会の目的に賛同する個人又は団体の入会 | ||||
(3) | 事業計画及び収支予算並びにその変更 | ||||
(4) | 事業報告及び収支決算 | ||||
(5) | 役員の互選 | ||||
(6) | 本会の会員の会費 | ||||
(7) | 本会の事業に係る規程の制定及び、変更、改廃 | ||||
(8) | その他、本会の運営に関する重要事項 | ||||
〔開催〕 | |||||
第19条 | 通常理事会は、毎年1回以上開催する。 | ||||
2. | .臨時理事会は、次の各号の一に該当する場合に開催する。 | ||||
(1) | 理事長が必要と認めたとき。 | ||||
(2) | 理事総数の3分の1以上から会議の目的である事項を記載した書面をもって召集の請求 があったとき。 | ||||
(3) | 監事から招集の請求があったとき。 | ||||
3. | 理事会は、理事の2分の1以上の出席がなければ開催することができない。 | ||||
〔招集〕 | |||||
第20条 | 理事会は、理事長が招集する。 | ||||
2. | 理事長は、前条第2項の第2号及び第3号の規定による請求があったときは、その日から15日以内に理事会を招集しなければならない。 | ||||
〔議長〕 | |||||
第21条 | 理事会の議長は、理事がこれに当たる。 | ||||
〔決議〕 | |||||
第22条 | 理事会の決議は、出席理事の過半数をもって行う。 | ||||
2. | やむを得ない理由により出席できない理事が、あらかじめ通知された事項について書面あるいは電磁的記録により意志表示をしたときは、決議に加わったとみなすこととする。 | ||||
〔議事録〕 | |||||
第23条 | 理事会の議事については、次に掲げる事項を記載した議事録を作成し、これを保存しなければならない。 | ||||
(1) | 日時及び場所 | ||||
(2) | 理事の現在数及び出席した理事の氏名(書面又は電磁的記録による表決者については、その旨を明記すること)。 | ||||
(3) | 審議事項及び議決事項 | ||||
(4) | 議事の経過の概要及びその結果 | ||||
(5) | 議事録署名人の選任に関する事項 | ||||
2. | 議事録には、議事録署名人2名以上が、議長とともに記名押印しなければならない。 | ||||
第7章 | 名誉会長及び顧問 | ||||
第24条 | 本会に名誉会長を置くことができる。 | ||||
2. | 名誉会長は、理事会が決定し、理事長がこれを委嘱する。 | ||||
第25条 | 本会に顧問を置くことができる。 | ||||
2. | 顧問は、理事会が決定し、理事長がこれを委嘱する。 | ||||
第8章 | 補則 | ||||
〔規程〕 | |||||
第26条 | 本会の事業遂行上で必要な規程は、理事会の決議により制定する。 | ||||
付則 | |||||
この規約は、2019年6月より施行する。 |
北大馬術部東京OB会から
東京OB会について
東京OB会名誉会長
樋口正明

樋口正明名誉会長
北大馬術部東京OB会は、昭和34年に誕生しました。それまでは全国的な後援会組織が、できていない頃のことです。現役部員にとってOBの組織化は念願のことでしたが、まだ実現には至っていませんでした。
昭和34年、在京OBの有志が集まり検討を重ねた結果、まず東京OB会を設立して馬術部への支援を始めることにしたのです。
昭和34年11月、全日本の競技会に出場する馬術部の歓迎会をかねて、「東京OB会」の創立総会が開催されました。馬術部への支援・会員相互の親睦を柱とする活動方針が定まり、東園基文会長(昭9卒)・樋口正明幹事(昭34卒)を決めて、東京OB会が発足しました。
馬術部が、馬事公苑等の競技会に参加するときの歓迎会は、その後、長年にわたって現役部員とOBの交流の場になっています。会員の親睦については、乗馬会・観桜会等家族を含めての集まりなどが催されてきました。
東京OB会の半世紀におよぶ経過の中では、一時その活動が停滞した時期もありましたが、新たな取り組みも始まっています。北大本部への「ポプラ並木再生事業」の協力も行ってきました。現在、定例となっている行事には、1月の総会・新年会、11月の全日本の競技会に参加する現役部員の歓迎会があります。
北大馬術部という共通の絆で結ばれているOBは、これからも現役部員を支援する力になりたいと思っています。部員・OBの皆さん、北大馬術部を支援してくださる方々、機会を見つけ、「東京OB会」の集まりにいつでも参加してください。歓迎いたします。