9月はじめ北日本学生馬術大会が終了し、役員が交代しました。その結果、6人いた4年生が抜け、これから3年生3人、2年生3人(一人は水産学部)、1年生7人で来年新入部員を迎えるまで部活動を行っていかなければならないことになりました。そのため、9月25日(火)に現役と指導部・若手OBの間でミーティングを行い、繋養馬の削減について議論しました。
その結論として、差し当たり3頭の馬を離厩させざるを得ないということになりました。以下の3頭の離厩はその判断に沿ったものです。
6月16日に入厩したメイショウウズシオは、初めは頭を上げて落ち着きがありませんでしたが、次第に落ち着いてきたようにみえましたし、乗り心地のよさそうな点もプラス評価でした。一方、調教にまだ時間がかかりそうなことや、マンパワーや慢性的な肢の故障のため騎乗できないときもあるなどの問題もあって財政面、部員の 減少の問題から再び離厩候補に浮上し、財政的な面から余裕がないことから押し出される形で、残念ながら4か月足らずで離厩やむなしの判断に至りました。お世話いただいた野村さんの期待に応えられず申し訳なく思います。
離厩式は10月7日(日)に行われ、10月8日(月)に早来エクワインファームに離厩しました。
北魁(トウカイフラッグ)は2012年に函館競馬場から入厩しました。それ以来、全日本学生馬術大会にも出場し、活躍してきた実績がある馬でした。ここ数年は調子を落としふるいませんでしたが、再調教の結果ある程度調子を戻し、日ごろの下級生の練習になくてはならない存在でしたので、離厩は残念なことでした。離厩式は北秀(サクラロミオ)と合同で10月20日(土)に行われました。離厩先はメーンフィールズで、10月21日(日)に離厩しました。
北秀(サクラロミオ)は一度フロンティア乗馬クラブに離厩した馬ですが、2015年3月新入部員の練習に必要との部員からの要望で、緊急避難的に再入厩した馬でした。幸い、全体的にみれば馬体に深刻な問題もなく練習馬として貴重な役割を果たしてくれたと思います。離厩先はフロンティア乗馬クラブに再び引き取っていただけ、10月27日に離厩しました。
北創(サクラスペリオール)は、2006年に新ひだか町新和牧場から入厩しました。部員による調教により競技馬としての能力が開花し、長い間北大馬術部のエース馬として障害競技及び総合馬術競技馬として全日本学生馬術大会などで活躍してくれました。年齢的にはピークを過ぎたかもしれませんが、まだ活躍できる能力をもっているため繋養し続けていきたい馬でした。しかし、財政面、部員数の減少の問題から再び離厩候補に浮上し、慢性的な肢の故障のため騎乗できないときもあるなどの問題もあって、残念ながら離厩させる結果となりました。
離厩式は12月1日(土)に行われ、12月9日に早来エクワインファームに離厩しました。