WEGについて
WEG(World Equestrian Games)は「馬術競技の世界選手権」。4年に一度開催され、FEI(国際馬術連盟)が主催する最大の大会。 2006年はドイツのアーヘン(Aachen)で8月20日(日)~9月3日(日)開かれた。大会名は「World Equestrian Games Aachen」。
次回は2010年8月17日(金)、アメリカ・ケンタッキー州で開催される。FEIはいったん大会名称を『FEI Games(ゲームズ)』とすると発表したが、世界の馬術界から『World(世界)』と『Equestrian(馬術)』を抜いてしまっては何の大会かわからないと猛反対にあい、結果、もとの『World Equestrian Games』に戻した。
2010年の世界選手権の名称は、大会初の冠スポンサー、「オルテック」(分析機器などのメーカー)の名前を加えて、『Alltech FEI World Equestrian Games』となる。(公式ホームページがあるhttp://www.feigames2010.org/about/)
ケンタッキー大会では新しく加わった障害者馬術を入れて8種目が行われる。
WEG2006総合馬術団体成績
①ドイツ ②イギリス ③オーストラリア ④アメリカ ⑤スウェーデン
その他の成績と写真は以下にあります。
http://www.horse.tv/news/newsa/2006/08/a20060828700.html
WEG2006総合馬術個人成績とグランプリ選手の写真は以下にあります。 http://www.horse.tv/news/newsa/2006/08/a20060828600.html
WEG2006馬場馬術成績とグランプリ選手の写真は以下にあります。 http://www.horse.tv/news/newsa/2006/08/a20060827600.html
■過去2大会のメダリスト
1998年WEG世界選手権ローマ(イタリア)
個人 | 金 | ブライス・テイト&レディー・テディー(ニュージーランド) | |
銀 | マーク・トッド&ブロードキャスト・ニュース(ニュージーランド) | ||
銅 | ポーラ・トーンキスト&SASモナガン(スウェーデン) | ||
団体 | 金 | ニュージーランド | |
銀 | フランス | ||
銅 | イギリス | ||
2002年WEG世界選手権ヘレス(スペイン)
個人 | 金 | ジャン・テレール&エスポワ・デ・ラ・メアー(フランス) | |
銀 | ジャネット・ブレークウェル&オーバー・トゥー・ユー(イギリス) | ||
銅 | ピーア・パンツ&ユパハ・カルーソ(フィンランド) | ||
団体 | 金 | アメリカ | |
銀 | フランス | ||
銅 | イギリス |
WEGの競技内容
《総合馬術》
8月24日(木) | 調教審査(馬場馬術)(パート1)(個人・団体) | |
8月25日(金) | 調教審査(馬場馬術)(パート2)(個人・団体) | |
8月26日(土) | 耐久審査(クロスカントリー)(個人・団体) | |
8月27日(日) | 余力審査(障害馬術)(個人・団体) |
総合馬術は、3日間かけて、調教審査(馬場馬術)、耐久審査(クロスカントリー)、余力審査(障害馬術)の3種目を行い、人馬の総合力が競われる。「3日間競技(Three Day Event)」とも呼ばれる。
それぞれの競技の成績が減点に換算され(各審判員の合計得点を、獲得できる最高合計得点で割り、その値を100から引いて、係数1.5を掛けたものが減点)、3種目合計で最も減点の少ない人馬が優勝となる。
・調教審査(馬場馬術)
埒に囲われた20m×60mの馬場の中で規定の経路を踏んで、馬の調教レベルが審査される。
・耐久審査(クロスカントリー)
できるだけ自然に近い状態に作られた固定障害が設けられている野外のコースを疾走し、馬の耐久力を競う。
※馬の反抗は、同じ障害で1回目が-20、2回目が-40、3回目は失権(全体では4反抗失権)。落馬は-65で、馬の転倒は失権。その他、タイム減点などにより、減点を算出する
・余力審査(障害馬術)
最後に行われる。スタジアムの中に設置された障害飛越のコースを正確に走行し、競技を継続できる余力の有無を審査される
※馬の反抗は、1回目が-4、2回目は失権。障害物の落下が-4。 落馬は-8。その他、タイム減点などがある。
※個人戦は、各国最大6人馬がエントリー。
団体戦は、あらかじめエントリーされた各国最大4人馬のうち、上位3人馬の成績の合計で競われる。
1回の競技の結果(3種目合計)から、個人・団体戦の成績が算出される。