「北大馬術部そばを走るSL」の話、HBCで放送(2016年3月21日)
(番組の動画を再録)

宮崎 健(昭和38年卒)
 

「ポプラ並木のそばに北大馬術部があったころ」で今では知る人も少ないでしょうが、 当時の国鉄の引き込み線がありSLが煙をはいて走っていたことを紹介しました。

その記事を見たテレビ局から取材の申し入れがありました。

「はじめまして。私北海道放送(HBC)で「今日ドキッ!」という夕方の番組を担当している者です。
現在北大の歴史に関する番組企画を進めておりまして、その中で北大にかつて走った鉄路の話を取り上げようと考えております。

いろいろと調べている中で貴ホームページ内の、北大馬術部物語「ポプラ並木のそばに北大馬術部があったころ」の中に汽車の写った画像が掲載されているのを拝見し、この画像を番組の中で使用できないか、あわせて当時のお話しをインタビュー等で伺えないかと思いメール差し上げた次第です」

いろいろ交渉の結果、あのころをよく知る市川瑞彦・馬術部監督がポプラ並木の横でアナウンサーのインタビューを受けるなどして、平成28年3月21日午後5時半からのHBC「今日ドキッ!」で放映されました。

30分もロケした割に市川監督の雄姿はほんのちょいだけで物足りないものはありましたが、当時北大の石炭の消費量は一冬に2万トンだったことなどが紹介されています。なにより珍しいのは記事の中で馬術部時代から筋金入りの"鉄チャン"だった横田肇氏(昭和40年卒)が筆者が「D51」(デゴイチ)と誤って紹介したものを「あれは貨物用の9600型(愛称キュウロク)です」と訂正 していますが、そのキュウロクが動いているフィルムがテレビ局にあったことです。

ホームページで紹介したスチール写真と違って、鉄道員が列車の先頭で旗を振りながらバックでSLが入って来るところは圧巻です。馬橇をあやつる当時の市川主将の写真も登場、そこには「これは市川さん」と注釈のテロップも入っています。この馬橇も今となっては貴重な写真です。

そんなわけで放送された番組の動画をアップしました。

これを見た上述の鉄チャン、横田肇氏が感想を寄せてくれました。

「大変懐かしい映像で感激ひとしおです。HBCの映像では驚いたことにC58が牽引しております。C58も支線用の軽量機関車ですが、こういうこともあったのかと驚いています。貴重な映像、万金に値します。ありがとうがざいました。名古屋は今桜が満開で、名古屋城でお花見をしてきました」

  「デゴイチ」も「キュウロク」も区別がつかない筆者が、「そのキュウロクが動いているフィルムが・・・」と書いたところ、また間違いで「C58」だそうです。見る人がみるとこうも深読みするのかと今なお鉄チャンの横田さんに脱帽です。

(おわり)

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